どこまで下げるか。

リーマン破綻を受けて、日経平均は600円安。
円ドルは1ドル=103円まで上昇。
一日で4円も上げた。

日経HPより…

リーマン破綻、邦銀など損失2000億円超 業績圧迫要因に
 米証券大手リーマン・ブラザースの破綻に伴い、国内金融機関も同社への融資や関連投資の損失処理を迫られている。三井住友フィナンシャルグループは16日、100億円程度の損失が発生する見込みだと発表。みずほ信託銀行も118億円の損失を計上する。他の金融機関も影響額を精査しており、破綻の余波が広がってきた。

 銀行や証券会社、生損保会社など国内金融機関が同日、公表や聞き取りなどによって明らかにしたリーマンへの融資や関連デリバティブ金融派生商品)取引、株・社債などへの投融資の総額は4400億円超。このうち担保や損失回避のためのヘッジ取引などで保全されていないのは2300億円以上に達する。 (20:41)

悪材料が出し切れるまでは株価が下がるとリアルに日経平均が1万円切ってしまうんではないかと…
為替相場はどうか。
午前中は一瞬NYでドルが買い戻されたみたいだけどそれも一瞬で結局売りが拡がった。
ま、個人的にはユーロもドルも買い時なんだけどね。
なんたって金がねえ。
原資があれば。
おれの投信は含み損が拡がるばかり。
明日のマーケットもかなり気になる。


マネックスの松本社長も言ってるけど、米証券4位のリーマンが破たん、3位のメリルリンチが米銀行2位のバンカメに買収されるなど超早く、超デカイ動きが現実に起きている。
規模は日本の国家予算に匹敵する。
規模は全然違うが日本でいえば、日興コーデがつぶれてみずほ銀が大和証券取り込むようなもの。
アメリカに比べたら全然小さいけど。
しかしそれが実際に起きてんだから。
日本の金融再編も一旦は落ち着いているけどこれまでの常識は通じない。
何が起きるか本当に分からない。
起きてから慌てても遅い。
今現在色んな事柄において転換期が来ている。
それについていけない者は置き去りにされる。
頭を柔軟にして対応できるようにしなきゃならない。



しかし、金融機関にいてたまに思う。
原油高も原料高も全部マネーゲームによる。
一般庶民のお金を原資にマネーゲームが繰り広げられ、気づいたときにはその原資を提供する一般庶民の生活に跳ね返る。
もちろん金融機関はマネーゲームだけをするところではない。
金融という仕組みがなきゃ世界はまわんない。
ただ、証券化ビジネスも投機もその原資を提供する一般人の気持ちと乖離し過ぎるとその目的がわかんなくなる。

と言って自分が投資を控えるということはないけども。
ま、これからは今まで以上に普通の人も自分の金くらい自分で守るくらいの意識がないといけない。
自分で世界の変化に付いてかなきゃ国も誰も守ってなんかくれない。
それが現実ってことをみんな頭に入れなきゃ。
もちろん自分も含め。